ラジオが好き! I Love radio!


Carpentersが歌う”Yesterday Once More”の”When I was young, I’d listen to the radio Waiting for my favorite song…”という歌い出しが好きだ。

子どもの頃から時間があるとラジオを聴いていた。小学生の頃、夜9時半ごろから「欽ちゃんのドンといってみよう!」という番組を聴くのが楽しみだった。東京のニッポン放送をメインに、北海道、福岡、広島などの異なる時間で流れる地方放送局で、同じ番組を複数回聴いていた。小学5年生の誕生日、SONYの小さな四角いラジオを買ってもらった。旅行にそのラジオを持っていったこともあった。旅先で地方局のラジオを聴くことも楽しみになった。

中学生になった1975年、”BCL”(Broad Casting Listners)という言葉が流行した。一部だけだったかもしれない。今度は、短波放送を聴くことができる新しいラジオ「クーガ115」を買ってもらった。ジャイロアンテナを搭載するかっこいいラジオだった。実家が電気工事業を営んでいたので、ナショナル(現在はパナソニック)製品が若干安くなる買えた。嬉しくて夜中まで聴いた。寝床に置いていたから、朝起きたら倒れていた。感度が良くなったから、国内の遠方の放送局、さらには海外の短波放送局の日本語放送や英語での放送を聴くことも楽しみになった。そして、ベリカードVerification Cardと呼ばれる聴取確認証のカードやペナントを集めたこともあった。そのコレクションが実家に残っていた。短波は夜中になるほど電波状態が良くなるので、南米エクアドル、南アフリカ、オーストラリア、ヨーロッパ諸国、日本語放送だけでなく英語や外国語の海外放送を聴くようになった。ただ、アナログゆえ放送開始時間や周波数を合わせても電波状態は厳しく、諦めたことは数知れず。

好きになった洋楽も、レコードを買って聴くことより、もっぱらラジオで「エアチェック」してカセットテープにダビングして聴くことだった。エアチェックは、ポーズボタンで録音を待機し、局紹介のアナウンスが切れると同時に、ポーズを解除する命がけの瞬間だった。その時録音したテープをほとんど処分してしまったが、今でも思い出のある数本が残っている。

昔から今も、変わりがないのはラジオが好きであること。テレビよりもである。

今は、インターネットラジオだ。国内外の放送が聴けるようになった。スマートフォンには、”radikoラジコ”や”TuneInRadio”というアプリを入れている。ラジコでは、実際の時刻から2分ほど遅れる時間差こそあるが、何よりも音質がいいから聴くストレスがない。家にいるときにはTuneInで音楽を聴くことが多い。外出する時は好きな番組をラジコで聴くこともある。

海外の放送局でも、ドイツの公共放送局はエリアによって異なりそれぞれ番組が全く違う。それぞれの放送局は、オーケストラや合唱団を持っており、来日して演奏会を催すほどどれも極めてレベルが高い。私が登録しているのは、MDR(中部ドイツ放送=ザクセン、チューリンゲン州)、HR(ヘッセン放送、ヘッセン州)、BR(バイエルン放送)、NDR(北ドイツ放送、ハンブルク、ハノーファー周辺)、WDR(西部ドイツ放送、ケルン周辺)、DR(ドイチェラント・ラジオ、ベルリン)などがある。これらの放送局はARDという公共放送連盟を組織しているので、深夜の時間帯での音楽はどこで聴いても同じ音楽が流れているケースもある。

音楽番組の中でも、クラシック音楽がとても充実している。Webサイトでもプログラムを確認することができる。中でも教会には暦があり、特徴として季節感があり、クリスマスやイースター前の受難週に演奏会のライブ放送を聴くことができる。

ドイツ以外も、英国BBC、チェコの放送局、スイス、フランス、イタリアの放送局ではも音楽プログラムが充実している。中でもチェコの放送局のチェコ放送Vltavaから、5月12日に開幕する「プラハの春国際音楽祭」のオープニングコンサートで演奏されるベドジフ・スメタナ「わが祖国」を聴くことが毎年楽しみにしている。日本時間では午前3時開演なので、時間的には厳しいが毎回演奏者が変わるので、違って聴こえるのもまた楽しい。

2020年はコロナウィルスに世界中が苦悩した。感染状況や対応は各国によって状況が異なり、ニュースを通じて知ることができた。それもラジオ好きにとっては楽しいひとときだった。2021年以降もそのようなこうした環境でラジオ放送を楽しむことにしよう。

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