ローマ、街を歩く


「世界の道はローマに通じる」という歴史的都市ローマ。2017年1月、アマトリーチェに車を寄贈する式典をするため、独りローマに向かった。2016年夏のイタリア中部地震で街が崩れたアマトリーチェは、ローマから車で2時間半くらいかかる。2017年1月のイタリアは異常低温と大雪のため大混乱が生じていて、車両を寄贈する式典が2日延期になった。

イタリアに来たのは3度目だが、過去2回は仕事関係のお客様と同行して展示会見学をメインに行動することで、どこに行っても朝早くから夜遅くまで缶詰状態。ローマ、フィレンツェ、ボローニャに泊まっても自由時間がほとんどなかった。この時は滞在が延びたおかげでローマ市内を探索できた。まずは、ヴァチカン美術館、カトリックの総本山であるサンピエトロ寺院、コロッセオを含むフォロ・ロマーノをたっぷり歩き、夜はローマ歌劇場でオペラ「コシ・ファン・トゥッテ」を観劇できた。要所は地下鉄やバスを使ったが、ともかくよく歩いた。毎日、軽く2万歩を超えていた。

この旅から、モバイルWi-Fiルーターをレンタルして持ち歩いた。スマホのGoogleマップナビゲーターはとても便利で、写真のようにバスや地下鉄がどこに何時に来るかを教えてくれるし、場所までも案内してくれる。おかげで効率良く移動が可能になった。

長蛇の列ができるサン・ピエトロ寺院も、朝早く行けば荷物検査はあるもののほとんど待ち時間なく入れるし、英語のミサに参列できた。

ローマの歴史は現代につながる文明・文化の歴史でもある。「真実の口」やトレビの泉などもいい。コロッセオ、フォロ・ロマーノ、パンテオンなどもローマ帝国時代の遺跡が目前にあり、ルネサンス時代の芸術、そしてモダンな文化がある。じっくりと訪ねてみると、この一つの街には、様々な変遷がある。敬愛する作曲家の故廣瀬量平氏はかつて、「ROMAの反対はAMOR(愛)」と笑ったことを思い出すが、一つひとつの「現在」は、時空を超えて歴史を振り返らなけば心から理解できない想像力をかき立てられる。それがローマという街の特徴なのだと思う。

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