プラハ市内を観光する時、滞在時間の長さを鑑みて、どこを訪問するかを検討することになろう。それだけ観光したい場所が溢れているわけだが、滞在時間に余裕があるならば訪ねてたい美しい場所がある。
その一つが、ストラホフ修道院である。多くのガイドブックにも紹介されている。プラハ城から歩いても近い。トラムでも行きやすい。中でも図書館は写真のように美しい。団体であれば図書館内に入るコースもあるようだが、一般的は撮影(撮影には別途料金が必要)できる場所が決められているので、こんな感じになる。その他、修道院には美術品のギャラリーがあり、これがとても閑静な空間でじっくり鑑賞できる。修道院の教会も日曜朝にミサをやっていたが、若者が多く活気に満ちていたのが印象的だったので、機会があれば覗いてみたい。








もう一箇所は、クレメンティヌムである。旧市街にある。約1時間の英語によるガイドツアーが定期的にある。ツアーでは、塔の上からプラハ市内を360°眺望できる美しさを体感できるのが何よりもいい。狭い螺旋階段を登っていく。エレベータもあるが途中まで。塔まで行くには足が自由でないと厳しいかもしれない。ツアーでは美しい図書館や鏡の間を見ることができない。ここではコンサートも時々開催される時に訪れるのもいいでしょう。16世紀から18世紀に建てられ、イエズス会が所有していたが、その後は観測者が泊まり込んで天体観測が行われていて、日の光が差し込む隙間や角度計が残されている。ガリレオ・ガリレイやニコラウス・コペルニクスの肖像画もあり興味深いところだ。




プラハというかチェコといえば「ビール」が美味しい。チェコ語では「ピヴォ」。チェコは、一人当たりのビール消費量が世界一という誇らしいデータが証明する(生産国の世界一はドイツ)。市内の有名なビアホールで、この約500ccのグラス1杯で40Kc(チェココルナ=だいたい200円くらい)で呑める店もある。ピルスナー、黒ビールなど、その店によって味が違うので、お好みの味を探してみるのも楽しい。2019年の時、昼はU Medviduku、夜はZrateho Tygraに2回ほど。いずれも宿の近くだったこともあり、ひとりで入ったがリーズナブルだった。Tygraではたまたま名古屋から来たという若い夫婦と同席することになり、楽しいひと時を過ごした。ただ、ボッタクリに近い店もあるので要注意だ。




プラハといえばカレル橋は欠かせない。人が多い。旧市街広場にある市庁舎の天文時計は有名で、ヤン・フス像もいい。
音楽の街プラハでは、市内にあるあちこちの教会で日曜の夕方などにコンサートが行われている。こうした演奏会はツーリストを対象にしたものと考えていいだろう。弦楽とオルガンのコンサートを聴く機会があった。ヴァイオリン奏者はソリストとしても非常に優れたテクニックを持っているし、弦楽アンサンブルも見事なので満足感は高い。ただ、選曲されたレパートリーは有名どころで、モーツァルトやバッハなどのいわゆる名曲が中心だから、ビジネスライクな演奏会という印象は否めなかった。
けれども、定期的に年に一度6月に「教会の夜」Noc Kostelů という催しが市内にあるあちこちの教会開かれている。キリスト教信者が年々減少傾向にあるため、教会が一致団結して始まった催しのような印象を受ける。2016年にプラハを訪れた2日目の夜がその日だった。22時終了ということや自分が歌うコンサート前日だったこともあり、時間は限られていたが実際に聖ミクラーシュ教会で聴くことができた。合唱団やオルガン演奏が入れ替わり立ち替わりで、しかも極めてレベルが高い音楽を聴かせてくれた。しかも入場料も無料で、とても満足感が高く、また行ってみたいと思う催しだ。
