2019年11月、ドイツとチェコを旅した。一つの目的は、ベルリンフィル、コンツェルトハウス・ベルリン、ミュンヘンフィル、ゲヴァントハウス、プラハ放送交響楽団などのオーケストラのコンサートを聴きたいと思った。これまではコンサートホールで生演奏を聴いたことがなかったからである。写真は、ズビン・メータ指揮ベルリンフィル。ゲルギエフ指揮ミュンヘンフィル。F.X.ロト指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス。



インターネットでスケジュールをチェックして予約しクレジットカード決済も済ませた。予約したメールをプリントアウトして持参すれば入場できる。QRコードで読み取るところもあれば、日付を確認して入場を許可する場合もある。
2016年6月、ベルリンフィルの無料ランチタイムコンサートを聴く機会こそあった(下の写真)が、ホールでの生演奏をいつか聴きたいと思っていた。コンツェルトハウス・ベルリン、ベルリン・カイザー・ヴィルヘルム記念教会でのコンサートの写真。




コンサートホールでも、フィルハーモニー専用ホールはいわゆるワインヤードと言われ、幅も奥行きも広い。客席のブロック毎に扉があり、階段を上がり通路を歩いてその扉を目指さなければならない。エレベーターなどの付帯設備も充実しているから困りはしないだろう。しかしなかなか遠く、正直くたびれると感じる。
そして、入場時に注意しなければならないことがある。それは持ち込みできる荷物の大きさである。どのホールも、コートや大きな荷物を座席に持ち込むことができない。クロークのシステムが極めて充実しており、預けることが基本的理解だと感じる。ホールによっては、クロークカウンターの受付のところに、四角形のマスがあり、ここからはみ出すものは持ち込み不可を視覚的に悟らせるサービスもある。クロークは無料のところ、有料のところ、チップ制のところなどさまざまだ。
荷物の持ち込みに関しての話はコンサートに限らない。サッカー観戦をした時には、28リットルのデイパックでの入場は不可。さらにバッグの中もチェックする。もちろんビール瓶の持ち込みもダメ。大きな荷物については有料の一時預かり所を案内された。3ユーロだ。安全を確保して暴動を防ぐ目的もある。

もうひとつ。荷物を極力持ち込まないのは、通路を確保することにつながる。荷物持ち込み制限ルールに加え、忘れてはならない聴衆マナーである。それは、コンサートホールの座席は一つの列が長く中央に通路がないため、中央寄りの座席を確保している人は端から進まなければならない。演奏直前ともなれば、かなり気を遣う。ただ、そこは先に座った人は、立ち上がって前を通すことである。座ったままで前を通ってもらうことはしない、互いに目と目を合わせて必ず”Thank you” “Danke” “Dobri becer”など挨拶を交わす。それがマナーであり、お互いが気分良く楽しむためのルールとなる。
